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日本化学会コロイドおよび界面化学部会「第39回コロイド・界面技術シンポジウムー感性を揺るがす界面化学:感覚の可視化、感性工学の最先端―」

日本化学会コロイドおよび界面化学部会
第39回コロイド・界面技術シンポジウムー感性を揺るがす界面化学:感覚の可視化、感性工学の最先端―


 商品開発において、従来の「高機能」「高信頼性(品質)」「価格」の3つの価値軸の他、新しい第四の軸として「感性価値」の重要性が示され、消費者の購買意欲をそそるデザインや触り心地、香り、味覚、音質など五感に訴えるに加え、印象や感情まで着目した“感性に訴える”モノづくりが求められるようになりました。さらに、コロナ禍後の急速なリアルとバーチャルの融合により、バーチャルでリアルの感覚を伝える必然性が高まり、感性工学や人間工学分野で、五感を“可視化”する感覚計測や評価技術の研究が日々進化しています。また、その技術を応用し、消費者の感性に着目した商品開発への応用が多くの分野で進んでおり、その過程において泡、エマルション、分散微粒子、固体表面などナノからマイクロまでのコロイド界面の制御によって、感性を揺るがす製剤開発が化粧品、食品、日用品等で行われています。
 本セミナーでは、最近の五感の可視化、感性・感覚の定量化に関する研究例と、コロイド分野に関係する感性工学や人間工学を導入した商品開発の実践例を紹介し、進化する技術とコロイド界面化学とのシナジーをどう製品に活用するかのアイデアを提案します。

■日時:2022年1月27日(木)-28日(金)
■主催:日本化学会コロイドおよび界面化学部会

■プログラム■
<Day1>
 【感性を可視化する最先端の研究】
  「脳を見える化する~感情の可視化と脳を用いた研究~」慶應義塾大学 理工学部システムデザイン工学科 教授 満倉 靖恵氏
  「味と匂いが可視化された世界」九州大学 高等研究院 特別主幹教授 都甲 潔氏
  「しっとり感の科学」山形大学 工学部バイオ化学工学科 教授 野々村 美宗氏
  「視覚情報によって誘発されるクロスモーダル効果」横浜国立大学 大学院環境情報研究院 社会環境と情報部門 教授 岡嶋 克典氏

 【基調講演】
  「感性を活かしたモノづくり:感性工学」信州大学 繊維学部先進繊維・感性工学科 教授 上條 正義氏

<Day2>
 【感覚計測・評価技術の進歩とその応用】
  「AI・ビッグデータによる感性評価技術」関西学院大学 工学部情報工学課程 教授 長田 典子氏
  「“感動”の指数化と商品開発への展開」金沢工業大学 情報フロンティア学部心理科学科 教授 神宮 英夫氏   
  「パンダがかわいいのはなぜかー「縦長の目」におけるタレ目の研究・他」立命館大学 総合心理学部 教授 北岡 明佳氏
  「顔を通した魅力表現の可能性~認知心理学分野における研究のご紹介」花王株式会社 感覚科学研究所 三枝 千尋氏
  「触感センサによる実使用場面を反映した使用感触の客観評価」株式会社資生堂 みらい開発研究所 齋藤 直輝氏
  「化粧品研究における分子感性工学の必要性について」日本ロレアル株式会社 リサーチ&イノベーションセンター 中尾 好子氏

■申し込み締切■
 *要旨集の事前送付受付に期限(1/19)がありますので、お早めにお申し込みください。

イベント情報・申し込みウエブサイト
 https://colloid.csj.jp/202112/39th-sympo/

 ※日本化粧品技術者会は協賛学会となりますので、SCCJ会員の方は「協賛学会員 参加費」でご参加頂けます。
 
期日 2022年01月27日(木) 〜 2022年01月28日(金)
会場 オンライン開催 (ZOOM)
参加資格 正会員、准会員、シニア会員、一般の方
イベントのみ SCCJ会員 : 30,000円 / 一般 : 35,000円
参加費用備考 <2日とも参加>
部会員25,000円 日化・協賛学会員30,000円 非会員35,000円 学生(部会員)6,000円 学生(非会員)10,000円
<1日のみ参加>
部会員15,000円 日化・協賛学会員18,000円 非会員20,000円 学生(部会員)4,000円 学生(非会員)6,000円
※SCCJ会員は「協賛学会員」の参加費でご参加頂けます。
※他学会への協賛ですので、正会員代理は利用できません。
定員数 定員制限なし
参考リンク イベント情報・申し込みウエブサイト
お申し込み 第39回コロイド・界面技術シンポジウム事務局(e-mail:jigyokikaku_01@colloid.csj.jp)