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第1回日本化粧品技術者会 学術大会

  • 来場者は3日間でのべ922名の大盛況
  • 研究者同士での討論も醍醐味です
  • 技術だけでなく、マーケティング分野の講演も
  • ポスター発表も質問者が絶えません
  • 企業展示では44社が来場者を迎えました
  • 懇親会では400名ほどが盛んに交流を楽しみました
第1回「日本化粧品技術者会 学術大会」
~ What’s next for SCCJ? 未来を紡ぐ多彩な化粧品技術 ~



年に1回の化粧品技術の祭典 922名の賑わい
2023年から新設された「日本化粧品技術者会 学術大会」。これまで年2回の研究討論会として実施してきた研究発表と交流の場が年1回に凝縮され、3日間でのべ922名が参加した盛大な会でした。行われた口頭発表は36件、ポスター発表61件、IFSCC2023国内報告51件の大ボリュームであり、化粧品製剤、素材開発、皮膚科学、評価技術といった多彩な研究発表が行われました。発表後の質疑応答ではリアル会場ならではの話しやすさがあり、手振りを添えて笑顔で回答する発表者の姿が印象的でした。各種講演も著名な先生やSCCJジャーナルの優秀論文賞の方々から計6件が行われ、マーケティングや組織づくりに関する特別セッションもあって、視野を広げられる一面を感じました。企業展示会場では、44社が多種多様なブースを設けており、来場者を迎える様子が見られました。懇親会では400名あまりがグラスを片手に交流を楽しんでおり、中には学生さんの姿も見られました。実は23年度からSCCJでは学生会員が新設されており、本大会にものべ67名の学生さんが参加してくれていたのです。大会テーマにもある「What’s next?」をこのような面からも期待してしまうのでした。
SCCJ広報委員 高井 興(株式会社コーセー)


記念すべき第1回大会での口頭発表レポート
第1回学術大会という晴れ舞台で、口頭発表の機会をいただきましたので、発表者の生の声を書かせていただきたく思います。
学術大会が新設されると聞いた時から、第1回で口頭発表をしたい!と研究を進めました。データの収集や解析も順調に進み、いざエントリー。口頭発表すると息巻いていたものの、日本全国の化粧品技術者の皆様が集まる場だと、急に不安になってきました。そして後日、実行委員会から有難いことに「口頭発表」のご連絡をいただき、不安が倍増。発表会場はソニックシティの小ホール。小ホールなので小さい会場だろうと思ったら、なんと500人規模とのこと。会期初日、特別講演で満員の小ホールの中で一番緊張していたのは恐らく私です。発表は最終日でしたので、2日目の懇親会では、お久しぶりにお会いした皆様と交流を満喫していると見せかけ、一番緊張していたのも私です。いざ発表、広い会場だけどお顔がよく見える… 人生で3番目くらいに緊張しましたが、多くの競合他社の皆様と議論の機会をいただき、大きく成長できたと実感しております。
SCCJは会員同士の切磋琢磨による、化粧品産業の発展を目的とした会です。第2回の準備はもう始まっています。SCCJ学術大会での発表を通して、化粧品産業の発展の一翼を担いませんか。
SCCJ広報委員 久加 亜由美(株式会社マンダム)

【関連リンク】
https://www.sccj-ifscc.com/news/detail/99