日本化粧品技術者会 THE SOCIETY OF COSMETIC CHEMISTS OF JAPAN

35才以下の化粧品技術者を対象とした「研究会」は、若手技術者の技術のレベルアップ・技術者間の交流をはかり、ひいては業界の活性化を目指し活動してきております。
今年度は「洗浄の基本を学ぶ」として、洗浄の基礎知識、応用編としての皮膚の洗浄・毛髪の洗浄についてとりあげました。
今年度も多数の申込者を想定し、2回に分けたテーマについて、一括で募集致しました。
第27回（その１）9月28日開催：洗浄の理論、各論①皮膚の洗浄（洗顔製品）、各論②皮膚の洗浄（メーク落とし製品）
第28回（その２）12月8日開催：洗浄の理論、各論③皮膚の洗浄（ボディ製品）、各論④毛髪の洗浄（シャンプー・コンディショナー）
先着順で申込を受付け、それでも何人かの方には定員満員のためお断りをさせて頂きました。
講師の先生方は、洗浄に関して業界をリードし第一線でご活躍の方々にお願いしました。
第27回、第28回とも、講師の先生方の講演の後、5グループに分かれたグループディスカッションを行いました。参加者から予めいただいている「意見交換したい内容」等をもとに、日頃疑問に思っていることや困っていることなど、活発な話し合いを行いました。「研究会」でのグループディスカッションも定着してきており、皆さんの積極的な討論で有意義な時間となりました。続いて行った軽食と飲物を頂きながらの交流会で、参加者同士や講師の先生方との交流をさらに深めました。
一昨年より行ってきた「化粧品技術の基本を学ぶシリーズ」も、「乳化」「分散」「洗浄」と網羅してきました。次年度はまた新たな観点で若手技術者に喜んで頂けるテーマを企画していきたいと思います。
最後に、お忙しい中講師をお引き受け頂いた、田村隆光氏（ライオン）・酒井祐二氏（ポーラ化成工業）・伊藤利之氏（コーセー）・田島準氏（花王）・山下貴弘氏（資生堂）の皆様に深く感謝申し上げます。
（東京支部・学術部会Ｂ）