日本化粧品技術者会 THE SOCIETY OF COSMETIC CHEMISTS OF JAPAN

2017年5月30日、パシフィコ横浜会議センターに於いて「平成29年度(第57回)SCCJ総会」が開催されました。
総会参加者：408名、有効委任状：707名の合計1115名。
4月1日現在の総会員数1665名に対して67％であり、規約第15条(会員の1/3以上の参加により成立)に従い、定足数を満たし成立いたしました。
総会に先立ち、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の山本（前田）万里 先生による「農産物の機能性研究と機能性表示農産物開発」と題した講演が行われました。2015 年4 月から事業者の責任で機能性を容器包装に表示して販売できる、消費者庁への届出制の機能性表示制度が施行され、多くの加工食品や飲料が市販されるようになりました。この制度では生鮮食品も対象となっていますが、農産物では安定的に特定の成分を含む作物を生産することが必要となります。
現在までに農研機構で実施してきた、β-グルカン高含有大麦やメチル化カテキン高含有緑茶などの機能性農産物の機能性研究の概要と農産物の機能性表示の際の課題などについてわかりやすくお話ししていただきました。