日本化粧品技術者会 THE SOCIETY OF COSMETIC CHEMISTS OF JAPAN

35才以下の化粧品技術者を対象とした「研究会」は、若手技術者の技術のレベルアップ・技術者間の交流をはかり、ひいては業界の活性化を目指し活動してきております。第31回（9月12日開催）第32回（12月3日開催）いずれも同じテーマで、ゆうぽうと（五反田）で開催されました。
今年度はメインテーマを「化粧品における快適性の追求」として、①“快適感”とは？②スキンケア化粧品の使用感と心地よさ③香りの生理心理効果　について講師の先生方に講演いただきました。講演の後、第31回は5グループ・第32回は6グループに分かれたグループディスカッションを行いました。参加者から予めいただいている「意見交換したい内容」等をもとに、日頃疑問に思っていることや困っていることなど、活発な話し合いを行いました。今回の研究会は、快適感や感性という化粧品にとってとても重要な項目が議論されました。一見捉えどころがない課題だけに議論が難しいかもと思っておりましたが逆にそれが幸いして良い議論（お互いの悩みの出し合い？）ができたようです。「研究会」でのグループディスカッションも定着してきており、皆さんの積極的な討論で有意義な時間となりました。続いて行った軽食と飲物を頂きながらの交流会で、参加者同士や講師の先生方との交流をさらに深めました。次年度はまた新たな観点で若手技術者に喜んで頂けるテーマを企画していきたいと思います。
最後に、お忙しい中講師をお引き受け頂いた、藤本玲子氏・片山敦氏（花王）・妹尾正巳氏（コーセー）・高柳深雪氏（高砂香料工業）の皆様に深く感謝申し上げます。