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国際学会での発表実践対策講座「IFSCC 発表者の集い」

  • 「IFSCC大会に参加したことあります?」南野講師
  • 「発表中にトラブッても慌てないで!」神田講師
  • 「もう準備できた?」参加者同士の懇談
  • 「旅行団を作って支援してます!」澤木講師
「IFSCC 発表者の集い」レポート
2019年7月2日、きゅりあん(品川区立総合区民会館:大井町)にて「IFSCC発表者の集い」が開催されました。このイベントは、国際的ステージで発表を行う化粧品技術者に向けた実践対策講座であり、IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)において日本の化粧品技術の優位性アピール強化につなげることを目的に行われています。SCCJ国際化促進の一環として国際委員会により企画され、この度は4回目、30名の参加者を迎えての開催となりました。例年大変ご好評をいただいており、過去の参加者からはIFSCCのAward受賞者も輩出しています。
 まず初めに、山本国際委員長より、国際的ステージでは出身国により独特の発音の方との遭遇が予想されるが、英語は度胸、本日学んだことを生かして是非頑張ってほしいとの挨拶があり、笑いを交えながら和やかな雰囲気でのスタートとなりました。
 次に、南野美紀講師(国際委員、(株)ベルヴィーヌ、元IFSCC日本代表理事(教育担当))より、IFSCCの組織や大会開催の仕組み、国際ランキングと日本のポジション(現在2位)等につき説明されました。また、会場の特徴や参加者の傾向に合わせた発表スライド・ポスター作成の留意点など、豊富な経験に基づいた密度の濃いアドバイスが披露されました。
続いて、神田不二宏講師(国際副委員長、武庫川女子大学、元IFSCC日本代表理事(科学担当))より、日本代表選手としてIFSCCに赴く技術者の皆さんが自信を持って英語プレゼンできるよう、発音の実践練習、発表や説明にあたっての基本的な心構えから、トラブルを切り抜ける意外なテクニック、さらにおススメの英語学習法まで、実例を交えた様々なヒントが示されました。
 また、澤木国際委員(㈱テクノーブル)より、SCCJとしてのIFSCC参加への取り組みについて紹介があり、チームジャパンとして、昨年フランスに奪われたIFSCCランキング1位の座を奪還しようと力強いメッセージが伝えられました。
 最後に、赤塚国際副委員長より、IFSCC 2020横浜大会に向けた特別ガイダンスの開催決定が発表され、ミラノ・横浜大会をはじめとした国際的ステージを若手技術者が積極的に経験して、更なる活躍につなげてほしいと激励の言葉で締めくくられました。
 この度のイベントでは、以前にも増して、参加者同士が大変活発に情報交換されていました。約3ヶ月後に迫ったミラノ大会に向けて準備情報の共有をしたり、現地で困ったときに頼れる仲間を作ったりと、有意義な交流ができたようです。不安を熱気に変換するお手伝いができたようで、参加者のモチベーションの高まりが強く感じられました。日本の化粧品技術者の更なる活躍のために、国際委員会では引き続きこの企画の充実を図って行きたいと思います。
SCCJ国際委員 関根 敦子/エル・シー・エス㈱