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【締切】国際学会で発表デビューしませんか?「IFSCC横浜大会で発表を目指す人のためのガイダンス」
2019/11/09
国際学会で発表デビューしませんか?
「IFSCC横浜大会で発表を目指す人のためのガイダンス」レポート
2019年11月8日(金)、小雨の降るあいにくの天気でしたが、きゅりあんで開催された「IFSCC横浜大会で発表を目指す人のためのガイダンス」に参加しました。本イベントは、日本化粧品技術者会国際委員会主催で、64名の方が参加されたそうです。
まず初めに、南野美紀講師より、IFSCCやSCCJのご紹介の説明がありました。中でも、横浜大会の口頭発表会場(パシフィコ横浜・会議センター)とポスター会場(パシフィコ横浜・展示ホール)が離れた場所にある為、聴講等は移動の時間も想定して計画的に動く必要があるなどより具体的な情報は大変参考になりました。また、公開されてからのお楽しみですが、Social Eventでは「庶民的な日本文化を体感するイベント」と題して、日本の皆様も参加可能な体験型イベントも企画されている模様です。
次に、神田不二宏講師より、タイトルやアブストラクト作成のコツをご紹介頂きました。誰もが提出期限が近い時系列的順序で書面作成を考えてしまいがちですが、研究成果を整理し、ヒトにわかりやすい文面となる手技を惜しみなく披露して頂きました。この手法は実はIFSCCの論文投稿だけではなく、仕事上の様々な場面で応用できる内容でして、これは!というポイントは、取材者の私もちゃっかりメモを取らせて頂きました。
IFSCC横浜大会開催まで1年をきり、発表者の皆様は希望と不安を感じはじめている時期かとは思いますが、IFSCC横浜大会で国際学会の楽しさを存分に味わって頂きたいです。
私自身も十数年前に海外の大会に参加させて頂きましたが、とても不安なまま発表当日を迎え参加した記憶があります。若手技術者にとってIFSCC横浜大会は所属組織や国籍を超えて化粧品分野に携わる技術者同士が交流出来る貴重な機会となることと思います。各組織の管理職の皆様、特に若手で参加希望する者が現れた際には、快く御承認下さいます様、心より強く願い本レポートを終えたいと思います。
国際学会で発表デビューしませんか?
「IFSCC横浜大会で発表を目指す人のためのガイダンス」レポート
14年ぶりに日本で開催されるIFSCC横浜大会までいよいよ1年に迫った、2019年11月8日、きゅりあん(品川区立総合区民会館:大井町)にて、SCCJ国際委員会企画による「IFSCC横浜大会で発表を目指す人のためのガイダンス」が開催され、64名が参加されました。
はじめに、赤塚龍司国際委員会副委員長(テイカ㈱))より、日本の研究レベルは高くランキングは常に上位だが、中国のIFSCC加盟によりその会員数は日本のランキングを脅かしかねない。横浜大会ではレベルを維持し、かつ数多くの発表をしていただきたい。研究トレンド、審査委員の目に留まりやすいタイトルの付け方やアブストラクトの書き方のコツを伝授するので、口頭発表やポスター発表に採択されるよう学んで欲しいと挨拶がありました。
次に、南野美紀講師(国際委員、㈱ベルヴィーヌ、元IFSCC日本代表理事(教育担当))から、IFSCCの組織、IFSCCアワード、IFSCCランキングの仕組み、そして横浜大会の概要説明があり、ランキング決定のカギとなる科学的貢献度(本大会での発表数)がいかに重要であるか説明がありました。次に、IFSCC受賞論文から読み解く研究トレンドと題し、詳細な分析による研究テーマ設定と発表ストーリー作成のヒントが示されました。
続いて、神田不二宏講師(国際委員会副委員長、武庫川女子大学客員教授、元IFSCC日本代表理事(科学担当))より、論文の採否と口頭・ポスターの割り振りはタイトルを含むアブストラクトの内容で判断されると話があり、論文の顔であるタイトルを過去のIFSCC受賞論文から検証し、良いタイトルとは何かについて説明がありました。また、受賞論文のアブストラクトを例に、参考になる英語表現やIFSCC アワードの評価項目(新規性、業界へのインパクト、未解決な課題や消費者ニーズに対するソリューション)に基づく解説があり、魅力的なアブストラクト作成のためのコツが披露されました。
最後に、吉田健介委員(国際委員、㈱花王)より、横浜大会で発表をする方のための実践対策講座「IFSCC横浜大会発表者の集い」を2020年7月に開催することが予告され、IFSCC学術大会の大きな目的である「交流」を尊重し、数多くの研究者が横浜大会に参加されることを期待するとして締めくくられました。
今回のイベントは、若手研究者に横浜大会を国際学会デビューの場としてチャレンジしていただくことを目的に企画されものです。豊富な経験と知識を持つ二人の講師による講義は論理的かつ実践的なものであり、横浜大会で発表を目指す参加者の皆さんは熱心に耳を傾け、真剣な眼差しでメモを取られていました。国際委員会では、今後もこのようなイベントを企画し、国際社会における日本の化粧品技術者の活躍をサポートしていきたいと思います。
国際学会で発表デビューしませんか?
「IFSCC横浜大会で発表を目指す人のためのガイダンス」レポート
2019年11月8日(金)、小雨の降るあいにくの天気でしたが、きゅりあんで開催された「IFSCC横浜大会で発表を目指す人のためのガイダンス」に参加しました。本イベントは、日本化粧品技術者会国際委員会主催で、64名の方が参加されたそうです。
まず初めに、南野美紀講師より、IFSCCやSCCJのご紹介の説明がありました。中でも、横浜大会の口頭発表会場(パシフィコ横浜・会議センター)とポスター会場(パシフィコ横浜・展示ホール)が離れた場所にある為、聴講等は移動の時間も想定して計画的に動く必要があるなどより具体的な情報は大変参考になりました。また、公開されてからのお楽しみですが、Social Eventでは「庶民的な日本文化を体感するイベント」と題して、日本の皆様も参加可能な体験型イベントも企画されている模様です。
次に、神田不二宏講師より、タイトルやアブストラクト作成のコツをご紹介頂きました。誰もが提出期限が近い時系列的順序で書面作成を考えてしまいがちですが、研究成果を整理し、ヒトにわかりやすい文面となる手技を惜しみなく披露して頂きました。この手法は実はIFSCCの論文投稿だけではなく、仕事上の様々な場面で応用できる内容でして、これは!というポイントは、取材者の私もちゃっかりメモを取らせて頂きました。
IFSCC横浜大会開催まで1年をきり、発表者の皆様は希望と不安を感じはじめている時期かとは思いますが、IFSCC横浜大会で国際学会の楽しさを存分に味わって頂きたいです。
私自身も十数年前に海外の大会に参加させて頂きましたが、とても不安なまま発表当日を迎え参加した記憶があります。若手技術者にとってIFSCC横浜大会は所属組織や国籍を超えて化粧品分野に携わる技術者同士が交流出来る貴重な機会となることと思います。各組織の管理職の皆様、特に若手で参加希望する者が現れた際には、快く御承認下さいます様、心より強く願い本レポートを終えたいと思います。
日本化粧品技術者会 広報委員 那波慶彦(一丸ファルコス株式会社)
国際学会で発表デビューしませんか?
「IFSCC横浜大会で発表を目指す人のためのガイダンス」レポート
14年ぶりに日本で開催されるIFSCC横浜大会までいよいよ1年に迫った、2019年11月8日、きゅりあん(品川区立総合区民会館:大井町)にて、SCCJ国際委員会企画による「IFSCC横浜大会で発表を目指す人のためのガイダンス」が開催され、64名が参加されました。
はじめに、赤塚龍司国際委員会副委員長(テイカ㈱))より、日本の研究レベルは高くランキングは常に上位だが、中国のIFSCC加盟によりその会員数は日本のランキングを脅かしかねない。横浜大会ではレベルを維持し、かつ数多くの発表をしていただきたい。研究トレンド、審査委員の目に留まりやすいタイトルの付け方やアブストラクトの書き方のコツを伝授するので、口頭発表やポスター発表に採択されるよう学んで欲しいと挨拶がありました。
次に、南野美紀講師(国際委員、㈱ベルヴィーヌ、元IFSCC日本代表理事(教育担当))から、IFSCCの組織、IFSCCアワード、IFSCCランキングの仕組み、そして横浜大会の概要説明があり、ランキング決定のカギとなる科学的貢献度(本大会での発表数)がいかに重要であるか説明がありました。次に、IFSCC受賞論文から読み解く研究トレンドと題し、詳細な分析による研究テーマ設定と発表ストーリー作成のヒントが示されました。
続いて、神田不二宏講師(国際委員会副委員長、武庫川女子大学客員教授、元IFSCC日本代表理事(科学担当))より、論文の採否と口頭・ポスターの割り振りはタイトルを含むアブストラクトの内容で判断されると話があり、論文の顔であるタイトルを過去のIFSCC受賞論文から検証し、良いタイトルとは何かについて説明がありました。また、受賞論文のアブストラクトを例に、参考になる英語表現やIFSCC アワードの評価項目(新規性、業界へのインパクト、未解決な課題や消費者ニーズに対するソリューション)に基づく解説があり、魅力的なアブストラクト作成のためのコツが披露されました。
最後に、吉田健介委員(国際委員、㈱花王)より、横浜大会で発表をする方のための実践対策講座「IFSCC横浜大会発表者の集い」を2020年7月に開催することが予告され、IFSCC学術大会の大きな目的である「交流」を尊重し、数多くの研究者が横浜大会に参加されることを期待するとして締めくくられました。
今回のイベントは、若手研究者に横浜大会を国際学会デビューの場としてチャレンジしていただくことを目的に企画されものです。豊富な経験と知識を持つ二人の講師による講義は論理的かつ実践的なものであり、横浜大会で発表を目指す参加者の皆さんは熱心に耳を傾け、真剣な眼差しでメモを取られていました。国際委員会では、今後もこのようなイベントを企画し、国際社会における日本の化粧品技術者の活躍をサポートしていきたいと思います。
SCCJ国際委員 中嶋啓子/シャネル合同会社