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2018年度 研修会

  • 高級魚のいけすを見学。ちなみに、鯛も日焼けをするそうです。
  • クエタマ。のぞくと近づいてくるのがかわいいですね。
  • クロマグロの卵。成魚の大きさの割には小さい卵です。
  • 南方熊楠記念館にて。昭和天皇が熊楠を偲んで詠まれた御製の歌碑
  • 全員そろっての情報交換会。各所で活発な意見交換がおこなわれていました。
  • 翌日の白良浜。良い天気でした。
2018年度研修会 参加レポート
 
 西日本支部では研修会というイベントがあることをご存知でしょうか。新しい発見と参加者同士の交流を目的に、施設見学と情報交換会が開催される、一泊二日のイベントです。入社した頃から、参加した方の話を聞いていて、気になっていたのですが、今年初めて参加することができました。参加者はなんと77名! 2台の大型バスに分乗して、白浜方面に向かいました。
1つ目の見学先は近畿大学水産研究所。戦後の食糧難の中、「海を耕す」を理念に生まれたとのことでした。近大マグロは皆さんご存知だと思いますが、世界中の養殖場で見られる網のいけすも、なんと近畿大学で研究された養殖方法だそうです。養殖場では、白浜名産の高級魚クエとアカタマのハイブリッド、クエタマなどを見学しました。クエタマは味がクエで、アカタマのように速く成長するそうで、クエ味を身近に楽しめる日が来るかも知れませんね。
次に向かったのは、南方熊楠記念館。南方熊楠のことは、実はあまり詳しく知りませんでした。記念館では、幼少時代に熊楠が書き写した事典や、発見した粘菌の標本の見学、また実際に粘菌を顕微鏡観察いたしました。熊楠のネイチャー掲載記事は51報で、いままだこの記録を抜く日本人は現れていないそうです。奇人で偉人な熊楠の生涯に触れることができました。
見学の後、温泉旅館にチェックインし、一堂に会して親睦を深める情報交換会がありました。77人が集まると圧巻です! この場で、日常の業務ではお会いできない初めての方や、お久しぶりの方と、おいしい料理を交えて意見交換を楽しめたのも、研修会の魅力だと感じました。解散は翌朝でしたので、朝食後帰宅される方や、アドベンチャーワールドに向かわれた方もいらっしゃいました。私は白浜の街をのんびり散策してから帰阪しました。
研修会では、日常の業務では得られない新たな発見と出会いがあります。時には仕事から少し離れて、新しい発見を求めて研修会に参加されてはいかがでしょうか。研修部会の皆さま、好奇心をくすぐる企画を立案いただき、ありがとうございました。来年度以降も、機会を見つけて参加したいと思います。
            SCCJ広報委員会 株式会社マンダム 久加 亜由美

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