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フローラルグリーン調 [floral green tone]
ローズ、ジャスミンなどのフローラルを骨格に、ミューゲ（スズラン）、ヒヤシンス、バイオレット（スミレ）などのグリーンなニュアンスの花の香りでアクセントをつけた香調のこと．華やかで優雅なイメージのフローラルブーケに、みずみずしく新鮮な印象を与える．代表する香水として“シャネルN°19”（シャネル社）があげられるが、これはヒヤシンスに代表されるグリーンに、パウダリーなイリスノートが効果的に絡まった、若々しくも奥行きのある香りである．ナチュラル志向のすがすがしい女性や、行動的な雰囲気の女性によく似合う香調といえる．（佐々木久美子)