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コラーゲン生成促進剤 [accelerator of collagen production]
皮膚に弾力を与える働きをもつコラーゲンの生成を促進するため配合される成分．加齢とともに細く、減少するコラーゲン線維を増加させることにより、しわ改善をはかることができる．その代表的な成分がビタミンA酸（レチノイン酸）で、欧米ではしわ改善医薬品として使われているが、刺激が高いため医師の処方せんが必要である．これに対し、ビタミンAの純粋な形であるレチノールは、効果はレチノイン酸の約100分の1だが、安全性が高いため、日本でも化粧品に配合されている．そのほか、補酵素Aもコラーゲン生成を促進する効果があり、そのメカニズムはコラーゲン生成にかかわる酵素遺伝子の発現と、その酵素の活性化にあると報告されている．また、ビタミンC誘導体や牛乳清成分、霊芝抽出物もコラーゲン生成能を高める効果がある．（三部晶子）