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再生ガラス [reclaimed glass]
回収されたガラス瓶を不純物を取り除き細かく砕いた状態のこと．ガラス瓶には、一度使用した瓶を回収し洗浄して再利用するリターナブル瓶と、一度使用した後は廃棄物としてリサイクルの対象となるワンウェイボトルがある．廃棄物として回収されたガラス瓶は、リサイクルの工程ではまず色ごとに分けられる．これは、透明瓶に茶、緑、青、黒など色のついた瓶の色が混ざると再資源化が困難となるためである．つづいて、ガラス瓶は細かく砕かれてカレットとなり、さらにカレットは溶かされて次のガラス瓶の原料となる．なお、一般にガラス瓶は、ケイ砂、石灰石、ソーダ灰などの天然資源にカレットを混ぜてつくられるが、カレットの含有率が90％以上のものをエコロジーボトルとよぶ．再生ガラスを利用することにより、ガラス瓶の主原料となる貴重な天然資源を節約することができる．（奥野泰敏、柏木博之）