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皮膚アレルギーテスト [skin allergy test]
化粧品が皮膚炎などのトラブルを起こすか否かを事前に予測、把握するために行われる試験．皮膚炎などのトラブルの多くは接触性皮膚炎であり、反応の機序によって刺激性皮膚炎とアレルギー性接触皮膚炎に分類される．一般には被験物質を皮膚に24時間適用し、その後、紅斑、腫脹（はれ）といった反応を観察するヒトパッチテストがあり、化粧品に配合されている原料はもとより最終製品に対してかならず実施されている．しかし、アレルギー反応には個人差があるので、とくに炎症反応を起こす可能性の高い製品（ヘアダイなど）については、実際に使用する前に試験を実施しておくことが望ましい．また、ヒトパッチテストと同様の試験に、紫外線の照射を加えて被験物質と光の相互作用による反応を見る光パッチテスト、さらに被験物質を複数回投与して一定期間後にふたたび投与を行う、免疫系が関与した被験物質のアレルギー性を見るヒト反復パッチテスト（RIPT法）などがある．（鈴木惠子）