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分解酵素 [degradation enzyme]

加水分解反応(水を付加して結合を分解する)の触媒として作用するタンパク質で、脂質のエステル基を分解するリパーゼ、タンパク質のペプチド結合を分解するプロテアーゼ、核酸のリン酸エステル結合を分解するヌクレアーゼなどに大別される.皮膚を含む生体の生理機能の維持には、各種分解酵素の活性が適正に調節されていなくてはならない.必要なときに必要な部位で遺伝子から転写・合成されてすぐに働くものや、前駆体または活性本体として特定の細胞などにいったん蓄えられ必要時に放出されて機能するものなど、その調節機構はそれぞれ異なる.(江浜律子)

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