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ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩 [polyoxyethylene alkylether sulfate]
ポリオキシエチレンアルキルエーテルの末端ヒドロキシル(OH)基を硫酸化し、アルカリで中和して得られる陰イオン性界面活性剤である.硫酸化剤としてはクロロスルホン酸、無水硫酸などが、アルカリとしては水酸化ナトリウム、トリエタノールアミンなどが用いられる.水に対する溶解度が高く、耐硬水性に優れるとともに、アルキル硫酸エステル塩と比べて皮膚や眼粘膜への刺激性が少ない.アルキル基としてはC12〜C14、酸化エチレンとしては平均2〜3 molを付加したものが、とくに起泡性、泡の安定性、洗浄力に優れており、シャンプーなどの主原料として広く使用されている.(太垣成実)