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リーフィーグリーン調 [leafy green tone]
新緑や草原の草葉をイメージした香調．陽の光を受けて光るつややかな若葉や、風にゆれてそよぐ草葉のように、清々しくさわやかなイメージの香りである．一般にこの香調はリーフアルコールとよばれるcis-3-ヘキセノールとその誘導体が効果的に使用されている．ローズ、ミューゲ（スズラン）などのフローラルブーケにたいへん相性がよく、上品な花の香りに躍動感と明るさを与え、若々しく洗練された印象に仕上げる．1972年に発売された“アリアージュ”（エスティローダー社）は、フレッシュフローラルの骨格にリーフィーグリーン調のアクセントがほどよく効いている．（佐々木久美子）