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老徴 [-]

人は年をとるに従って、皮膚にしみしわたるみなどいろいろな変化が現れてくるが、こうした美容上好ましくないさまざまな変化を、病気とは区別して老徴とよぶ.外界にさらされている人間の皮膚は、目や歯のように加齢に伴う変化が現れやすい臓器である.その変化の程度は大きな個人差があり、また部位によっても大きく異なる.皮膚の老徴とは、先にあげたしみ、しわ、たるみ以外にも、はりが低下する、きめが粗くなる、黄色みがかってくる、髪の毛にこしがなくなる、髪の毛が薄くなる、白髪が増えてくる、眉毛や耳毛が長くなる、爪が白濁してくるなど、年をとったような外観になること全般をさす.(西山敏夫)

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