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収れん [astriction]

収れんは肌を引き締めたり、発汗をおさえる作用で、そのような効果を有する成分が収れん剤(アストリンゼント)である.収れん剤には、皮膚への作用が緩和なクエン酸、コハク酸、タンニン酸などの有機酸と、収れん効果の強い酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウムなどの金属塩の2種類がある.どちらも皮脂線や汗腺の開口部のタンパク質に結合し、凝固、収縮させる作用がある.また、タンニンや没食子酸を含むハマメリス水やアロエ、サルビアなどの植物抽出物は比較的緩和な収れん作用を示す.収れん剤はアストリンゼントローション(収れん化粧水)や、アフターシェービングローションなどの化粧品に配合される.(岩崎敬治)

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