光を散乱・吸収する仕上がりのことをマット、フォギーと表現するのに対し、光を一定方向に反射し、輝きを感じたり、虹のようないろいろな色を発したりする仕上がりのことを一般にパール感とよぶ.メークアップ化粧品の仕上がり要素の一つであるが、ひとことでいい表せないほどの多種多様な見え方をするものがある.真珠、ダイヤモンド、魚の鱗(うろこ)、金属表面、シルクのような質感が、パール剤、ラメ剤といった化粧品用のいろいろな素材によって具現化されている.一般に、透明な液状グロスに見られるような鏡面的なつや*と区別して表現される場合が多い(表).(南孝司)