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ラメラ液晶 [lamella liquid crystal]

分子内に親水基親油基(疎水基)をもつ両親媒性の分子が形成する液晶リオトロピック液晶)の典型的な構造の一つで、層状構造の液晶のこと.両親媒性分子の二分子膜が親水部に水を保持して層状に配列しており、親油部には油が存在することもある.レシチン(ホスファチジルコリン)やジアルキルカチオンのように、分子内に2本の疎水基をもつ二鎖型の両親媒性化合物は親水性-親油性がバランスしているため、ラメラ液晶を形成しやすい.(→リオトロピック液晶)(鈴木敏幸)

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