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香粧品香料 [fragrance]
香水をはじめ化粧品、トイレタリー製品、ハウスホールド製品など、食品以外の製品に使われる調合香料のこと.フレグランスともよばれる.化粧品、シャンプー、リンス、ヘアケア化粧品、デオドラント化粧品や香水などの香りのもとになっており、天然香料や合成香料を調香技術によってブレンドしてつくり出される.自然界に存在しない新しい香りを創造するのが調合香料であり、美的創造性や芸術性も高いので、イメージを伝達する力はきわめて強い.香粧品香料の用途は香水、化粧品、トイレタリー製品、ハウスホールド製品以外にも多く、芳香消臭剤などの雑貨製品、ガス付臭剤や塗料、印刷インキ、プラスチック製品への工業用香料なども含まれ、口に入らないものすべてを対象にしている.なお、狭義には香水やオーデコロンなどの製品をフレグランスとかフレグランス化粧品とよぶ.これは、食品香料のフレーバーに対する言葉として、香水やオーデコロンで使っている言葉が香粧品香料を代表する形で広義に使われたからである.香料業界では香料のことを、フレーバーアンドフレグランス(flavor and fragrance)とよんでいる.(浅越亨)