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おもに製品に着色力、隠ぺい力、被覆力を与えるために用いられる白色顔料（酸化亜鉛や酸化チタン＊）を超微粒化したもの．ファンデーションなどで問題となる白浮きの解決をはかり、さらに紫外線遮へい効果を有するものである．顔料として用いられる場合、粒子径は0.2〜0. ･･･続きを読む

メラノサイト

多数のアクチン分子どうしが重合したアクチンフィラメントが束状に集合したもの．ストレスファイバーともいう．培養線維芽細胞が、シャーレ面あるいは細胞外マトリックスの培養基質に接着している場合などに多く観察される．皮膚真皮中では、線維芽細胞の張力線維･･･続きを読む

気体でも、液体でも、固体でもない超臨界流体となった二酸化炭素を溶剤として抽出する香気成分採取法．超臨界二酸化炭素とは、臨界点である温度31.1℃、圧力75.2 kg/cm2以上の状態にした二酸化炭素のことである．この方法では、温度や圧力のわずかな変化で密度を大きく変化さ･･･続きを読む

アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムのうち、アルキル部分が直鎖状になっているものをいう．アルキル部分はα-オレフィンなどを原料としている．LASと略される．洗剤として用いられてきた分岐アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム（ABS）が、生分解性が悪く、河川で泡公･･･続きを読む

Kligmanらが分類したしわの一つで、弛緩した皮膚にできる細かなひだ状のしわをさす．高齢者の非露光部位、とくに腋窩（えきか）、大腿、腹部などに生じる．このしわは加齢により発生するもので、線状じわや図形じわなどが後天的な影響で生じる光老化の結果加速されるも･･･続きを読む

銅を含む酸化還元酵素で、動植物のメラニン色素産生にかかわる．その構造は、タンパク部分の分子量が約55,000で、糖が付加されて約65,000になる．アミノ酸の一種であるチロシンからドーパへのヒドロキシル化反応と、ドーパからドーパキノンへの酸化反応の二つの反応を行･･･続きを読む

チロシナーゼを失活させることなく、酵素のある特定の部分に結合して反応速度を低下させる働きをもつ物質．阻害様式により拮抗阻害型、非拮抗阻害型などがあり、前者は基質であるチロシンやドーパと阻害剤が酵素の活性中心を奪い合う型、後者は酵素の活性中心とは別の部分･･･続きを読む

メラニン色素が生体で合成されるときに基質となるアミノ酸．このチロシンはチロシナーゼとよばれる酵素によりドーパ、ドーパキノンへと代謝されて、さらにいくつかの段階を経て高分子のメラニン色素となる．その中で最初の段階がメラニン生成の律速段階となる．（濵田和･･･続きを読む

チンクチャーともいう．天然香料素材をエタノールに浸漬させ、長期間（2〜6カ月くらい）振とうして熟成させたもの．天然素材をエタノールに長期間浸漬し振とうさせる方法を浸漬法という．動物性香料（ムスク、シベット、アンバーグリース、カストリウム）のチンキは、名香と･･･続きを読む

日本化粧品技術者会 THE SOCIETY OF COSMETIC CHEMISTS OF JAPAN