H | 化粧品用語集 | ライブラリー | 日本化粧品技術者会 SCCJ

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ハイブリッドファインパウダー、略してHFPともよばれる．ある粉体を核としてその表面にほかの種類の粉体を付着させたもの．多くは、ある粉体をほかの粉体に複合化させることでどちらかの粉体の短所を小さくし、両者の長所を発揮させようというのがねらいである．最近では、殺･･･続きを読む

複合化微粒子粉体

炭素と水素からのみなる化合物．炭素原子の連なり方により、鎖式炭化水素と環式炭化水素とに大別される．化粧品原料としては、通常炭素数15以上の鎖状飽和炭化水素の混合物で、油状、ペースト状、ろう状のものが目的に応じて用いられており、乳液、クリームなどの油性基剤と･･･続きを読む

水素原子を介した2原子の結合のこと．水素原子は1価であり、ほかの原子XとはX-Hという結合のみが可能である．しかし、そこに電気陰性度（電子を引きつける力）が高い原子Yが近づくと、水素原子はあたかも2価（二つの原子と結合できる）であるかのようにふるまう．このとき構･･･続きを読む

パーマ剤1液を毛髪に塗布したときにメチルメルカプタンとともに発生するガス．分子式H2S、分子量34.1、沸点−60℃で、発生量は多量であるが、メチルメルカプタンよりも臭いは弱い．パーマ剤以外にも、生ごみやトイレの悪臭成分として確認されている．パーマ臭の一成分で腐･･･続きを読む

植物油を水素添加した半固型、固型物．ひまし油、やし油、パーム油、なたね油、大豆油、ごま油などの植物油は不飽和結合を含む脂肪酸を多く含むため、融点が低く、液体油である．この不飽和脂肪酸（オレイン酸、リノール酸など）は反応しやすく、それだけ生理的な活性が･･･続きを読む

化学反応の一種で、水が作用して起こる分解反応．化粧品原料にはエステル結合やアミド結合を含む物質が多く含まれるが、これらの結合は水溶液中で加水分解されやすい．たとえばエステル結合が加水分解されると、カルボン酸とアルコールが生成される．加水分解反応は、水溶液･･･続きを読む

牛または豚の骨、皮を、酸、アルカリ、酵素のそれぞれ単独あるいは組み合わせにより加水分解して得られる、コラーゲンタンパク質加水分解物やその塩の水溶液である．コラーゲンは皮膚の真皮を構成する主要なタンパク質で、加水分解コラーゲンは肌の保湿や毛髪に柔軟性･･･続きを読む

界面活性剤の基本的性質の表現．略してHLBあるいはH/Lバランス、親水性-疎水性バランスともいう．界面活性剤のような両親媒性の化合物は分子内に水になじむ性質と油になじむ性質をあわせもつが、HLBはその性質の強さの程度示す指標である（→HLB値）．親水基、親油基･･･続きを読む

親水性-親油性バランス

日本化粧品技術者会 THE SOCIETY OF COSMETIC CHEMISTS OF JAPAN