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高級アルコールに酸化エチレンを付加重合したエーテル型非イオン性界面活性剤．高級アルコールに塩基性触媒を加え130〜180℃で、常圧または加圧下で酸化エチレンを反応させて得られる．ポリオキシエチレン付加モル数（親水性）とアルキル鎖の炭素数（親油性）により、親水･･･続きを読む

ポリオキシエチレンアルキルエーテルの末端ヒドロキシル（OH）基を硫酸化し、アルカリで中和して得られる陰イオン性界面活性剤である．硫酸化剤としてはクロロスルホン酸、無水硫酸などが、アルカリとしては水酸化ナトリウム、トリエタノールアミンなどが用いられる．水に･･･続きを読む

芳香族炭化水素の2個以上の水素がヒドロキシル基に置換された化合物の総称．植物に多く含まれ、抗酸化作用や抗炎症作用など種々の生理活性を有している．抗酸化作用ポリフェノールは植物の中に多く存在し、お茶に含まれるカテキン類、大豆に含まれるイソフラボン類、植物色素･･･続きを読む

ポリ酢酸ビニルをけん化して得られる粉末状の重合体で、完全にけん化したものと一部酢酸基を残した部分けん化のものがある．わずかな発熱を伴って水に徐々に溶解するが、有機溶媒にはほとんど溶けない．乳化安定剤、乳化補助剤、懸濁剤としてクリーム、化粧品、乳液など･･･続きを読む

ビニルピロリドンの直鎖重合物で、ビニルピロリドン水溶液を過酸化水素触媒下で重合させる．白色〜淡黄色の粉末で、わずかに特異な臭いがある．一般の高分子重合体とは異なり水にも有機溶媒にも溶け、後に皮膜を残す．この皮膜は乾燥した空気中ではもろいので、多価アルコー･･･続きを読む

油を含んだジェル（ゲル）状の整髪剤のこと．固形化剤を使用して油をゲル状とした油性ポマード、および油と界面活性剤と水からできる水性ゲルを利用した水性ポマードとがあるが、一般に油性ポマードのことをさす．油性ポマードはひまし油を木ろうでゲル状とした植物･･･続きを読む

皮膚の局所的な状態の不順（加齢変化、肌荒れ、一過性のほてりなど）や体調不順（ストレスや睡眠不足など）により、血液の流れ（血行）が悪くなること．皮膚には微小循環とよばれる網目状の毛細血管が発達しており、表皮や真皮に栄養や酸素などを補給したり、体温調節･･･続きを読む

毛穴

毛包漏斗部（→毛包）の表皮組織が角化亢進（→角化）を起こし、角層が剥離しにくくなって堆積し、厚く強固になったもの．角栓はにきびの発生過程においてもっとも初期の毛穴詰まりの原因となり、皮脂の排泄を阻害し面皰＊（めんぽう）形成を引き起こす．角化亢進の原因と･･･続きを読む

皮膚の表面にある、毛の生えている小さな穴．毛孔ともいう．断面から見るとすり鉢様の構造をなすが、この構造を毛漏斗部という．脂腺の大きさ、形態、分布密度、活性度は身体各部位によって異なるが、顔面では毛穴の総面積は加齢に伴い増加する．また、毛穴の形状は顔面で･･･続きを読む

日本化粧品技術者会 THE SOCIETY OF COSMETIC CHEMISTS OF JAPAN