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界面活性剤のように分子内に親水基（水になじむ部分）と親油基（油になじむ部分）を併せもつ両親媒性の分子が溶媒（おもに水）中でつくる、有限会合数の会合体（分子集合体）．通常、会合数が百数十分子程度の球状の会合体であるが、濃度が高まるなど特定の条件下で･･･続きを読む

ある対象物に微生物が混入して、生存もしくは増殖すること．微生物汚染は化粧品の製造段階で発生する一次汚染と、消費者の使用段階で開封してから発生する二次汚染の二つに大別される．一次汚染は原材料（原料、容器など）、製造環境（製造設備や水、空気など）および作･･･続きを読む

数μm〜数百μmほどの大きさの微小な球状カプセル．そのままでは不安定な成分を保護したり、液体を粉体のように扱う目的で使用される場合が多いが、カプセルの素材や製法を工夫することで、薬物を目的部位に届けるドラッグデリバリーシステムにも応用される．化粧品に用いられ･･･続きを読む

石油から得られるおもに炭素数31〜70の炭化水素類の混合物．側鎖を有する炭化水素（イソパラフィン）が主成分で、このほかに直鎖炭化水素（ノルマルパラフィン）と環状炭化水素（ナフテン）を少量含んでいる．原油の種類、製法によって物性が異なり、精製の程度によって外観･･･続きを読む

ミクロエマルション

マイクロエマルションともいう．エマルションと同様、互いに溶解しない液体の一方が他の液体中に微細な液滴として分散したもの．乳化粒子径が1,000〜数十万nm（1〜数百μm）であるエマルションに比べて、より微細な粒子径（数〜100 nm）である．粒子径が光の波長の4分の1 ･･･続きを読む

形態学的に、直径20 nm以下の細胞外の線維をさし、エラスチン会合型ミクロフィブリル、VI型コラーゲンなどの複数種の線維状構造が含まれる．エラスチン会合型ミクロフィブリルはエラスチン線維（弾性線維）の周囲を取り巻いている細線維で、主成分はフィブリリンという･･･続きを読む

菌叢とは一定の領域に定住する菌種の組成．人体は多種の菌と共存している．腸内ではビフィズス菌などのいわゆる善玉菌が定着し、人体に対して有害な作用を有するいわゆる悪玉菌の増殖を抑制し、腸内菌叢バランスが保たれている．健康な肌においては、表皮ブドウ球菌を代表と･･･続きを読む

ミドルノート

トップノートの後に香る中間的な揮散性のもので、その香りの骨格となる主要部分である．香粧品香料の構成要素でいえば、沸点や蒸気圧の中間的な香料部分のことである．ミドルノートを構成する香料素材は、ローズ、ジャスミン、ミューゲ（スズラン）などのフローラルノー･･･続きを読む

日本化粧品技術者会 THE SOCIETY OF COSMETIC CHEMISTS OF JAPAN